ユニコの森 ブログ
2012年11月14日 水曜日
臍帯血バンクから細胞ストック
今年のノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学 山中伸弥教授の講演が先月東京で行われた話を
聞きました
iPS細胞は患者本人から作られるので、倫理的な問題や免疫拒絶は無いが ただ 一人当たり1000万円を超
える費用と半年近い時間がかかるとの事でした
そこであらかじめ 他人の細胞からiPS細胞を作っておく再生医療用のiPS細胞ストックと言う計画を進めていて
iPS細胞のソースとして一番いいのは臍帯血であるとの事でした
一人から作ったiPS細胞を何万人にも移植出来る可能性があり経済的効率も非常に高いとの事でした
現在 臍帯血バンクが有田美智世さん(NPO法人臍帯血国際患者支援の会理事長)たちの支援で整備され 毎
年、国内で1000人以上の白血病患者の命を救っているが、臍帯血は10年経つと古くなり処分さてていて、細
胞の数が少ないものも白血病治療には使えないとの事でした
その 処分される運命にある臍帯血がiPS細胞としてよみがえり白血病だけではなく、脊髄損傷や心疾患などに
使える可能性が出てきたと
講演の話を聞き、一日でも早く 臍帯血という宝の山を、iPS細胞という形で多くの患者さんのために役立てても
らいたいと強く感じました
投稿者 ユニコの森